(株)センコー企画

嶺 憂香さん(19歳)
 

 好きな〝ものづくり〟を仕事に

 入社後、初現場となる三佐雨幹線付替工事(大分市)で、女性技術者ならではの目線と、地元住民への気配りで、親しまれる工事の立役者となった、嶺憂香さん(19)。
 情報科学高校情報電子科を卒業後、同級生の多くが半導体関係の企業に就職していく中、「小さい頃から〝ものづくり〟に興味があり、現場の仕事がしたかった」と、入社を決めた。  
高校3年生の時、センコー企画の現場体験で、同社が手掛ける、橋梁や道路、グラウンド整備の施工状況を見学。スケールの大きさと、働いている社員が汗を流しながら、構造物を一つ一つ丁寧に造っている様子を見て、「一緒に働きたい」という気持ちが強くなったそうだ。
 初現場では、近くの小・中学校の児童、生徒らの登下校時間には、児童へ声掛けや誘導にも気を配った。さらに、地域内で行われている工事を身近に感じてもらおうと、児童らに依頼し展示した工事絵画は、学校側にも大変喜ばれた。また、地元住民とのコミュニケーションづくりにも力を入れ、地元の女性を対象にした現場見学会を開き、工事の進捗状況をリーフレットにして定期的に配布するなどしたことで、近隣住民から親しみを持たれ苦情はゼロだったという。
「現場の仕事は、以前と違い、女性でも働きやすい環境が整ってきた。現場の楽しさを、後輩たちにも伝えていきたい」と語り、休日は、友人と買い物やドライブなどを楽しむ、同社のけんせつ小町チーム「オオイタ雪月花」の一員だ。
 現場所長の安田賢二郎工事課長は、「公共工事には地元住民の理解と協力が不可欠。女性技術者の存在や気配りで、住民が寄り付きやすく、話しかけやすい環境づくりに大いに役立った。今後も女性技術者を増やしていきたい」と話している。